セパン・インターナショナルサーキット

所在地 : マレーシア セランゴール州 セパン

全長
5,542m
コース幅
16m~25m
直線
メインストレート :
約927m
公式予選
6月15日(土)
本選
6月16日(日)

予選

6月15日(土)

天候:曇り   路面:ドライ   気温:33℃   路面温度:49℃(予選開始時)

公式練習結果

3位 / ベストタイム1’56.896

公式予選結果

6位 / Q2タイム1’56.046

  従来は気温、路面温度が最も上昇する時間帯を避け午前中に公式練習を行い、夕方に公式予選が始まるのが通例だったが、今年はタイムスケジュールが変更され、最も暑くなる午後1時から3時の時間帯で公式練習が行われた。1号車はセッション開始早々から、順調にタイムを上げて行った。マシンとの相性の良さに加え、前戦でモラルハザードのペナルティを消化したルーキーの関口雄飛選手に本来のアグレッシブさが戻ったことも大きかった。その第2戦の公式練習では一人で走り続けた本山哲選手だったが、今回は関口選手にタイムアタックの場をより多く与え、その期待に応えるかのように関口選手も好タイムを連発。1号車はこのセッションを3位で、上々の滑り出しとした。

  公式予選は午後4時半から。GT300クラスのQ1の後、GT500クラスのQ1がスタート。各チーム共にタイヤの無駄な消耗を抑えるためか序盤からコースインするマシンはなく、最初の1台がアタックに向かったのはセッションも残り10分となってからとなった。関口選手がQ1を担当する1号車も、このタイミングでアタックを開始した。そして公式練習から快調だった流れは変わらず関口選手はハイペースでアタックを続けると、公式練習での自己ベストを更新する1’55.844をマーク。3位に着け、楽々とQ1突破を果たした。

  本山選手がアタックを担当するQ2は、午後5時半にスタート。Q1の15分間から12分間へとセッションはやや短く設定されているが、Q1同様に残り10分からが勝負どころとなるのは各マシン織り込み済み。その10分足らずのステージに、先陣を切って向かったのが本山選手だった。丁寧にタイヤを温め続けアタックラップへ。しかし微妙に温度が下がっていく路面に対し内圧をうまくマッチさせることができず、結果的に不満の残るアタックラップとなる。それでも1’56.046は6番手。1号車は、今季予選最上位をマークすることとなった。

決勝

6月16日(日)

天候:曇り   路面:ドライ   気温:33℃   路面温度:42℃(決勝開始時)

フリー走行結果

4位 / 1’58.732

決勝結果

6位 / 1h50’35.129

  前日同様に空は厚い雲に覆われていたが、年に1度のスーパーGTを堪能しようと、サーキットには6万7000人ものファンが詰めかけた。午後の決勝に先駆け午前11時からは、フリー走行が行われた。1号車は決勝を見据え、ここでさまざまな部分を最終チェック。そして決勝での上位入賞に向けての確かな手ごたえをつかむべく、本山選手が4番手となるベストタイム1’58.732をマークした。今回のレース距離は、シリーズのスタンダードである300km。これを2回のスティントで走りきることになる。1号車の戦略は関口選手がスタートドライバー、そして様々な展開が予想される後半をベテランの本山選手に任せるというものだった。

  路面温度はピーク時より幾分下がったものの蒸し暑さがまだ充分すぎるほど残る午後4時、フォーメーションラップが開始。隊列がメインストレートに戻りシグナルがグリーンに変わると同時に、決勝レースが始まった。オープニングラップで早くも1号車は、2ポジションアップとなる4位浮上を果たす。そして関口選手はなおも、ペースを緩めることなく猛プッシュ。5周目には3位へと進出。さらに前をうかがう関口選手だったが、先行するマシンをパスしかけたところで相手が姿勢を崩し両車は接触。何とかコースに踏みとどまったが、マシンはダメージを負ってしまった。それでもマシンをなだめながら走行を続けた関口選手は、23周を走り切りピットイン。関口選手の頑張りは大駅監督も驚くほどで、これが今回の結果につながる要因のひとつとなった。

  ガソリン補給とタイヤ交換、ドライバー交替というルーティンワークにマシンの応急処置まで加わったメニューを効率よく消化した1号車は、最低限のタイムロスで本山選手を後半スティントに送り出した。10位でピットアウトしていった本山選手は、集団で激しいバトルを展開している中団グループの中でレースを始めることになる。他のサーキットに比べると比較的パッシングし易いとされるセパンだが、この中団グループのバトルロイヤルを抜け出すのは、ベテランの本山選手をもってしても至難の業だった。それでも7位まで浮上した1号車はやがて、6位のマシンとマッチレースを展開することになる。しばらく一進一退のマッチレースを繰り返していた本山選手だったが、最後までパッシングは叶わなかった。しかしこのファイトに神様がご褒美をくれたのか、ファイナルラップで上位のマシンが1台ストップ。結局本山選手は6位でチェッカーを受け、1号車は5ポイントを獲得することになった。